安部公房 『カンガルーノート』
電車で読んでいた本をそのまま読み続けたくて
カフェフーケで独りお茶して帰りました。
今週は「安部公房」週間☆
いや、別に1週間と決めているわけではないのですが
同じ作家の方の本をまとめて読むのが好きです。
なので週間になる時もあれば月間になる時もあります。
気になる作家の方がいると何冊か読んで、
飽きてくるとまた別の作家へ。
そして数年後、またその作家の本を数冊読む。
その繰り返しで、だんだん隙間を埋めるかのように
色々な作家の方の本を読み尽くしていってます。
ちなみに、この前は遠藤周作週間、
その前はドフトエフスキー週間でした(・・ほんとバラバラ・笑)
安部公房さんはお気に入りの作家の1人。
この『カンガルーノート』は安部さんの最後の長編です。
脛にかいわれ大根がはえた男の人のお話。
シュールです。
いつもと少し違う軽快なリズムで進んでいきますが
テーマはとてつもなく重くるしい。
色々なメッセージが随所に散りばめられていて、
でも「答えは自分で出してね」という文章は相変わらずです。
次は久しぶりに『壁』を読んでみようかなぁ。
ちなみにこの時の読書のお供はアイリッシュコーヒー。
美味しいけど、生クリームを少し泡立てすぎかなぁ。
アイリッシュコーヒーの生クリームの固さにはちょっとうるさいです(笑)